子供に絵本を読んでも聞いてくれないときに試したい対策[前編]

絵本

こんにちは、神楽です。

絵本の読み聞かせは子供の言葉を豊かにしてくれて、情操を豊かにしてくれるなど知育効果たっぷりです。しかし親がせっかく読んであげても、見向きもしてくれないことはよくあることです。

このなとき、子供が聞いてくれるように、無理なくできる範囲でアプローチしてみましょう。

テレビを消す

部屋の中ががやがやと騒がしいと、子供は絵本に集中できません。テレビがついていると、子供も気になってしまいます。テレビやラジオは消して、子供がママやパパを独り占めできるようにしてあげましょう。音楽は絵本を読む声が消されないよう、ボリュームを下げましょう。

ゆっくり、はっきり読む

子供の言葉を聞き取る能力はまだ発展途上です。大人同士で話すときの3倍ゆっくりと話しましょう。そして、一語一語はっきりと発音します。特に助詞が小さくなりがちなので、助詞をはっきり発音するよう意識します。

外で読んでみる

公園で休んでいるときや、自宅の庭やベランダで絵本を読んでみるのも気持ちがよく、新鮮なものです。自宅に子供が夢中になっている玩具があり、絵本には見向きもしないときなど良いですよ。

我が家の長男も、一時期プラレール に夢中になり絵本を忘れがちな時期がありましたが、そんな時こそ、外に出たときに意識的に読み聞かせをしていました。電車やバスの中で読むポケット版の乗り物図鑑なんて楽しいですよ。

テレビの視聴時間を減らす

多くの子供はテレビ番組やアニメが大好きです。しかし、子供にとってそれらは、「強い刺激」になります。料理の味付けと同じで、強い刺激に慣れてしまうと、絵本のような静かな味わいには魅力を感じにくくなってきてしまいます。

テレビ試聴時間については、日本小児科医会の「子どもとメディア委員会」にて、スマートフォンやタブレットを含むメディアに触れる時間を1日「2時間が限度」と提言されています。もし2時間を超えてテレビやYouTube、スマホゲームなどに触れている場合は、少しづつその時間を減らすようにしましょう。

変化をつける

子供に読み聞かせる本は「ぐりとぐら」のような物語絵本だけとは限りません。図鑑だったり、童謡の絵本だったり、詩集だったり!楽しめる本はたくさんあります。お勧めのものをいくつか挙げてみます。

  • 図鑑

動物図鑑や、乗り物図鑑が代表的ですが、お子さんがまだ0歳や1歳の場合はイラスト中心の小さめのものがお勧めです。これはなにかな?と問いかけて楽しくコミュニケーションをとりましょう。

  • うたえほん

子供は童謡が大好きです。是非たくさん歌ってあげて、言葉の世界を広げてあげたいものです。もし、童謡なんて知らない!覚えてない!のであれば、公文の童謡カードにはCDが付属されているのでお勧めです。図書館でCDを借りるのも良いですよ。

我が家の次男はうたえほんが大好きで、気に入ったものは10回リクエストといったこともよくあります。同じ歌を何回も歌うと、こちらが飽きてしまうので、カラオケ好きな私は浜崎あゆみ風に歌ったり、宇多田ヒカル風に歌ったり…気持ちよく歌ってあげられるよう、歌い手も楽しんでしまいましょう!

  • 音遊びが楽しい絵本

「もこもこもこ」や、「カニツンツン」などの言葉のリズムが楽しい絵本は特に1歳前後の子に人気があります。

  • かみしばいを読んでみる

かみしばいの良いところは、子供が見るところに文字がなく、絵とお話に集中できるところです。家にかみしばいの舞台がなくても大丈夫、まずはトライ!

テレビ番組でもおなじみの林修先生は小さい頃、祖父に「みにくいアヒルの子」を買ってもらい、何度も読んでもらっているうちに、その文章を全て暗記してしまったそうです。その経験が、「自分を読書好きにされてくれた」とおっしゃっています。

赤ちゃん向けの絵本だと、1冊がすぐに終わってしまうので、3歳から上の子向けの絵本を選ぶか、詩集や俳句・短歌も日本語の美しさを感じられて良いかと思います。

我が家の息子は2人ともハイハイの時期は全く絵本に振り向いてくれず、部屋の中を縦横無尽に移動していました。その後を私はぴったりとくっついて、「ぐりとぐら」や小学生向けの音読プリントから「吾輩は猫である」を読み上げていました。

後編に続きます。

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